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ナナメの家

所在地:東京都

構造規模:木造2階

竣工:2011年

施工:会田工務店

【やっぱりこの案がいい!と選んでいただいたナナメの家】
ナナメの家のお施主さんは、インテリアのイメージや外観の色や素材感についてイメージがしっかりある方でした。
そのご希望からイメージを膨らませて、具体的な建物の形の案をいくつかご提案したところ、選んでいただいたのがナナメの家でした。
「斜めだと家具を置いたりするのが難しいのではないかと心配だったから、一度は別の案にしようかと考えたが、案を見ているうちにナナメの魅力を諦められなくなった。」とのこと。設計段階で、家具を置く場所も考えながら検討をしました。

【日常に空間の豊かさと楽しさを】
1Fはオープンな日常生活の場。
エントランスホール、書斎、キッチン、ダイニング、リビングがひとつになった場所です。
それぞれの場所は、高天井や、3連壁、アーチニッチの壁面などで、ゆるやかに区切りました。それぞれ特徴のあるコーナーがあるので、気分や天候によって居場所を変えるような楽しみがあります。

【アンティークが調和するインテリア】
ガレが好き。というお施主様。照明器具、ドア、ステンドグラス、アイアンワークの手摺などは、お施主様からの支給品という形をとりました。お施主様自らチョイスしたアンティークを内装と合せて確認しながら、一緒に決定していきました。

【階段は地中海のまちの路地のように】
2階から見下ろすと、窓からの陽差と塗り壁が地中海のまちの路地のよう。リビングから見るとアーチ窓の向こうにピンクの壁が鮮やか。玄関からは2連のアーチが印象的。そんな豊かな気分へとつながっていく階段。

【間仕切りは襖がベストチョイス】
2Fは寝室と子供室スペース。スペースというのは、2Fもやはりオープンになる一つの空間としたからです。ただ寝室部分は、間仕切りで全開かつ全閉にしたい。スライディングウォールなども検討しましたが、それでは木造の住宅にはなじまない。
結論は「襖」。費用がかからない、軽くて使い勝手が良い、簡単に取り外せる、紙を張り替えればメンテナンスも簡単、あらゆる点で優れている襖がベストチョイスでした。

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